ガーディアンズオブギャラクシーvol.2/リミックスを見てきた(ネタバレ有)

ガーディアンズオブギャラクシーの新作を見てきた。前作と比べて演出や世界観が全体的に派手になって、それぞれのキャラクターの個性もさらにエッジのかかったものになっていた。そこについてはOPの演出がすべてを物語っているように思う。カラフルで俗っぽい感じで個人的には今作の方が好み。

久しぶりに映画音楽を聴いていて曲というより音楽そのものが「すごーい!たーのしー!」と思える映画だった。願わくば「僕の考えた最強ミックス」を劇伴につかいたい。エレカシとか電気グルーヴとかフィッシュマンズとか。雰囲気とか合わなくてもいいから「好きな物」+「好きな物」の組み合わせに溺れたい。

以下ネタバレ

Vol2で一番好きなシーンが大規模な戦闘シーンの後空中を漂いながら
ヨンドゥ「かっこいいか!?」
ピーター「ああ、メリー・ポピンズみたいだ」
ヨンドゥ「俺はメリー・ポピンズだぁ!」
と絶叫しながら舞い降りてくるシーン。最初は「おっさん…それメルヘン的存在なんやで…」と普通に笑ってしまったんだけど、エンディングまで見ると息子のように思っていたピーターから男らしい(勘違い)と言われて本気で嬉しかったんだろうなとホロリと来てしまう。

更に、前作も見返してたんだけど、ラストでヨンドゥがピーターに一杯食わされるシーン。そこで彼の我が子のいたずらを許す様な、成長をしみじみと喜ぶような親の表情。そしてバックに流れる曲のこの歌詞。

そうさ 高すぎる山なんてない
深すぎる谷もない
広すぎる谷もない
僕らを引き裂くほどの
どんな風も どんな雨も
冬の寒さも私を止められない

Marvin Gaye & Tammi Terrel - Ain't No Mountain

VOL.2におけるヨンドゥの「俺を男にさせてくれ」から宇宙空間でピーターを自分を犠牲にしてピーターを助けるまでのシーンとオーバーラップして涙腺が我慢しきれなくなる。


Guardianes de la galaxia (Ain´t no mountain high enough)

なんだったら1作目と2作目前後編でまとめても良いんじゃないかという位ネタフリ*1が利いていて、セットで見る意味のある映画だと思った次第です。

2017/5/23追記
タイトル修正。なんだよガンディアンズオブギャラクシーって。

*1:お母ちゃんの「あなたのお父さん光り輝いてたのよ(比喩じゃない)」とか