いつか欲しい(15) ロッキード SR-71 ブラックバード

ロッキード社製の超音速・高高度戦略偵察機SR-71、通称ブラックバード。アメリカ空軍により運用された。いつか欲しいと書いたけどもちろん手に入らないのはわかってる。

実用高度は大体地上26km位で、大体オゾン層と雲の高さの中間位（もう少し上かも）。最高速度は3,529.56km/h、マッハ3.4。殺せんせーより約1/9遅く、ペガサス流星拳より約3.5倍速い計算。全くイメージできないけど。

あと高速飛行時燃料が漏れ出すという仕様になっている。映画のトランスフォーマ―にこの機体がおじいちゃん役で出演？していたけど、この特性をお漏らしと解釈すると配役が上手すぎると思う。

個人的には、この機体の魅力は数字上のスペックでは無いと思っている。艶のない黒、脆そうに見えながら鋭さを感じさせる流線型の得体の知れない形、それとは対照的な両翼の物々しいエンジン。そして高高度以外では自慢のスピードを出せないという汎用性の無さ。

イギリスの道具には一器一用という考え方(文字通り一つの道具に一つの使い方。多機能性を道具の宣伝文句にしない。)があるらしい*1。この機体も似たようなもので、一点突破と言えばまだ聞こえはいいけど、不器用さ、愚直さ、昔ながらの職人気質をイメージさせる。一つの目的の為に練り上げた形はこんなにも美しいという代表格だと思う。

画像引用元:
元パイロットが語る、SR-71ブラックバード操縦のスリル｜ギズモード・ジャパン

参考：
SR-71 (航空機) - Wikipedia
元パイロットが語る、SR-71ブラックバード操縦のスリル｜ギズモード・ジャパン
聖闘士星矢のペガサス流星拳 - 一秒間に100発ぐらい(音速)放つそう... - Yahoo!知恵袋
暗殺教室 - Wikipedia

*1:どこかの雑誌で見た。恐らくクウネルか天然生活。引用元が不明瞭で申し訳ない