風立ちぬを見る

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風立ちぬを見た。


堀越二郎の飛行機にかける思い、そして妻・菜穂子に対する想いを描いた今後百年は語り継がれるであろう映画。の皮を被った宮崎駿の好きな物を徹底的に描いた映画、というのが自分の感想。


ドイツの工場で巨大な爆撃機が登場した時は「どうだこれが俺の好きな物なんだ」という監督のうれしそうなドヤ顔が思わず目に浮かんでしまった。


各所で叩かれがちな庵野秀明の声も個人的には、浮世離れした一種の狂人としての演出として機能してたと思う。

あるところで今回の制作スタンスを明言していたのですが、「軍事オタクからゼロ戦を取り戻す」という意思で作ったそうです。ネットなどでは「今さら何を言っているんだ」と叩かれていると思いますよ。でも、そのぐらい好きで、メカのことをわかっていないと、人と道具の関係性なんて正確に描けないです。
くまニュース : 富野由悠季監督の『風立ちぬ』評があまりにも的確すぎてビビる


いろいろ見た中で一番印象に残った風立ちぬレビュー。