バーナード嬢曰く。

施川ユウキの漫画「バーナード嬢曰く。」のアニメが終わったのを機に3巻を読んでみた。(1,2巻は既読済み。)


読書をテーマにしたギャグ漫画で、自分のことをバーナード嬢と呼んでもらいたい町田さわ子を中心に本にまつわるネタを短編で小気味良く読ませてくれる。

それが1巻のメインのお話なんだけど、最新刊の3巻になると登場人物の一人の、特にSFの話になると制御の利かなくなるクールビューティ神林しおりとの関係がクローズアップされることが多くなる。というよりもこの娘の心象が物語の中心に据えられることが多くなる。

町田さわ子と喧嘩して悩んだり、どうでも良いことで盛り上がってみたり、シンゴジラごっこしてみたり、二人の関係がとても心地よい。

心地良過ぎて、最終話で全て友達のいなそうな神林さんが病床で見てる妄想でした。みたいな終わり方になるなんじゃいかと不安になってくる。


餃子の王将 極王焼きそば

餃子の王将に行って極王焼きそばを食べてきた。f:id:natutoyuuki:20161218141648j:plain:right:h270

カリカリに焼いたそばに炒めたキャベツや人参などの野菜、豚肉、半熟の目玉焼きが乗っていた。その上からかつお節を好みで振りかけて食べる。

食感の良い麺にソースが染み込む&よく絡んでいた。さっぱりと食べたければゆずのピールも備え付けで付いてくるのでそれを一緒に食べてもよい。野菜の量が多いのか麺が少ないのか食べ勧めていくと野菜だけ余る事態になったことだけが無念だった。

焼きそばがあって、野菜と肉があって、卵があって、かつお節をかけてソース味。この極王焼きそば、よく考えると完全に広島風お好み焼きから生地を差し引いた食べ物だったりする。「今まで考えたことなかったけどそう言えばこんなの食べたかった」感を揺り動かしてくれた面白い焼きそばだったと思う。

通常のお好み焼きから具材を付けたしてできた広島風お好み焼き。さらにそこから生地を差し引いた極王焼きそば。3歩進んで2歩下がる事で焼きそばにイノベーションを起こしたことに軽く感動していたわけだけど、カウンター席の隣に座っていた二人組の客が「不味い」とか抜かしてやがった事はとても残念なことだった。