ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅
世界を旅した版画家、ヨルク・シュマイサーの回顧展に展示された作品図録。楽天のポイントキャンペンがあったのでせっかくだからという事で購入。アマゾンのレビューにもあったけど1ページ2枚構成がかなりあるのでもっと大きく見せてもらいたかった。
日本を含めた条件のものを多く持ち船を使っているのでオリエンタルな雰囲気を感じられる作品が多い(もちろんそうでないのも多くあるか)
緻密でありながら空白があり、博物図譜のような写実でありつつ、どこか抽象的。普通なら1つにならないものをコラージュ的に配置しながら唯一無二な世界観を掘り出している。
個人的にはこの人の日記といわれるシリーズに多く見られる、独特のフォントが気に入っている。遠目から見ると糸くずがモジャっとなっていて、A型の自分としては気持ち悪い事この上ない。ただ、よく見ると縦横無尽に飛び跳ねる子犬のような賑やかさで可愛くお洒落に見えてくる。そういう意味でも、もっと大きく作品を掲載してもらいたかったと思う。