暗殺教室21巻内の東京デパート戦争体験記を読む。
内容。数度の戦争で荒廃した東京の中で何でもそろう難攻不落のデパートだけが無事に残っていた。暴走したセキュリティシステムが跋扈する野生のデパートの中で少女は男と出会う。
設定がとにかく突飛で、松井優征らしい。暗殺教室では教育と暗殺がテーマだったと思うけど、これは物欲がテーマに据えてあった。「物欲なんて単純なもの。難しく考える必要なんてない」と少女を諭す。
比較的悪い意味でとらえられがちな物欲を変な理屈を織り交ぜずに、ストレートに肯定的に描かれている所が気持ち良い漫画だった。
連載で読みたいけど、老若男女見境なく襲いかかる男の設定上難しいだろうなと思う。