コードネームアンクルを見る(ネタバレ含む)

「こんな事態にならなければ絶対にコンビを組むことはなかった」系バディものスパイ映画コードネームアンクルを見た。


ナポレオン・ソローはアメリカCIAのスパイである!CIAはナチの残党が核兵器開発を進めようとしているとの情報をキャッチした。このままでは第3次世界大戦が勃発してしまう。ロシア諜報機関KGB局員イリア・クリヤキンと協力して、ナチスの陰謀を阻止せよ!


乱暴に説明するとこんな内容。丁寧に説明をする必要はない映画と理解してよいと思う。


2015年は映画の当たり年と言われてる中で良い評判もそこそこ聞いていたので視聴した。


上品すぎず、下品すぎずで適度に派手な映画でそこそこ楽しく見れた。個人的にはもう少し低俗で、テキストや蘊蓄、外連味の密度を高めてくれると最高だった。ギットギトの脂ぎったカロリー高め、味付けも何を擦り込んだのかよく分からないくらい複雑怪奇な塩気たっぷりの娯楽を接種したい。


そんな適度でそこそこの微妙な評価だけど、深夜の工場潜入シーンはとびぬけて楽しかった。ソローとイリヤの性格、立場、能力、の描写、ボンクラが大好物な成分が凝縮されていた。


・侵入時CIAのフェンスカットの手段はペンチ


KGBはレーザーカッター


KGBの必殺技「ザ・キス」。相手は立ったまま気絶する。欠点:背後に立ったときの動きがラジオ体操。かっこよくない。プーチンもやってたかと思うと胸熱。
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・ソローはどのような錠前、金庫*1も開けてしまう鍵開けの達人。欠点:劇中の成功率50パーセント。


イリヤはボートの操縦が得意。欠点:①「水門が閉じる!急げ!」②「任せろ」③失敗×2セット


・ソローは仲間思い。欠点:イリヤの乗るボートが炎上沈没してから助けに向かう。それまでムード歌謡を聞きながら赤ワインを飲みつつサンドイッチを食ってた。


この辺の下りが最高。楽しすぎた。


これだけ、やれば!できる子なのに!何故やらない!ガイ・リッチー


あとイリヤ役のアーミー・ハマーがハンチング帽をかぶってるとジェイソンステイサムに見えて仕方がない。そこから帽子を脱ぐと髪の毛があってビックリする。


*1:ヴォルトビンダー・ランズマン7010モデル。思わずググってしまった。一致する情報は見つかりませんでした。