おひっこし 沙村広明
沙村広明 おひっこし。大学生の頃アフターヌーンの増刊号をたまたま立ち読みしてはまった漫画。一部キャラクターがどう考えても大学生の精神年齢じゃない大学生達の青春群像劇。
細かい小ネタが散りばめられていて、半分以上わからないんだけど、雰囲気と読後感がとても良い。
「もし無人島に一冊持って行けるならならどの漫画?」こんな質問を昔良く見かけた。当時これを聞かれたら恐らくこのマンガだと答えたと思う。今はわからない。
「馬鹿!しがらみってのはね ついてくるモンなのよ捨てたつもりでもね」
「アハハハ じゃあ、ついてきたモンだけはせいぜい大事にしようかな」
この適度なスタイリッシュさ。
個人的には無限の住人とかの時代劇よりも現代劇の方が面白い作家だと思う。