フラットデザイン
方々で良い評判を聞かなかったフラットデザインですが、自分としては結構気に入っています。
iOS6のデザインはゲームセンターにラシャ紙っぽいテクスチャであったりフォルダの部分には織物っぽいテクスチャを張っていましたが、ディスプレイの中にわざわざ手触り感のある生地を使っているところに無理を感じていました。
7以降はディスプレイの中はディスプレイの中デジタルな物として割り切った意匠で、無理のなく気負いのない適度にかなった印象を受けます。
諦めを知り 足るを知るのも ひとつのライフスタイル ひとつの価値観ですぜ
ギャラリーフェイクという漫画で主人公の藤田玲司がこんなことを言っていました。このデザインを強行したジョナサン・アイブにこの心意気を見た気がしましたぜ。
アイヴはUSA TodayのインタビューでiOS 7のデザインについて語る中で、「ユーザーはもう、ガラス(のディスプレイ)にタッチすることにすっかり慣れて、物理的なボタンはいらなくなった。だから、リアルな三次元の世界を真似なくてもよくなったのです」と言ってます(ちょっと意訳)
実際はこんなことを言ってたらしいので、大きな事業戦略の中の一つの判断、タイミングの問題なだけだったのかもしれませんけどね。